ヴェルサーチがマイケル・コースに買収される?!

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出典:pixabay

 

アメリカの人気デザイナーブランド、マイケル・コース(Michael Kors Holdings)がイタリアの高級デザイナーブランド、ヴェルサーチ(Gianni Versace SpA)を今週中にも買収するというニュースがBloomberg社などの海外メディアで9月25日に報じられました。

 

マイケル・コースと言えばどちらかと言うと、お手頃な値段のファッションブランドというイメージが強く、はっきりいって、ヴェルサーチとは格が違うのではと思ってしまいますが、どうなのでしょうか。

 

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マイケル・コースの狙い


https://www.gettyimages.co.jp/license/1039452144

 

実は、マイケル・コースが高級ブランドを買収するのは今回が初めてではなく、昨年、2017年には12億ドル(約1340億円)で高級靴ブランド、ジミー・チュウ(Jimmy Choo PLC)を買収しました。今回は前回を上回る、約18億3000万ユーロ(約2430億円)で買収するようです。(ブルームバーグ)

 

また、今後、マイケル・コース・ホールディングスは社名をカプリ・ホールディングス(Capri Holdings Limited)に変更します。

 

「マイケル・コースとしては、ジミー・チュウやヴェルサーチという最高級ブランドを買収することによって、ファッション業界を牛耳っているヨーロッパ拠点の複合起業であるモエヘネシー・ルイヴィトンやケリングと対等と呼べるアメリカのファッション複合企業にしたいという野心を燃やしているのだろう」とNew York Timesでは述べてます。

 

また、マイケル・コースブランドは手頃な価格、どこでも買える品ということで幅広い層から人気があるのですが、利益の面では効率が悪く、業績もよくありませんでした。ヴェルサーチのような高級品で商品のクオリティーを上げることで効率よく利益を上げることを狙っているのでしょう。(Forbes)

 

ヴェルサーチはどうなる?


(https://www.gettyimages.co.jp/license/1039452494)

 

一方ヴェルサーチは1997年に創業者であるジャンニ・ヴェルサーチが殺害されてから、妹であるドナテッラ・ヴェルサーチがデザインを引き継いでいます。経営については元々、兄のサント・ヴェルサーチが任されておりましたが、2016年からはジョナサン・エイクロイドがCEOに就任しました。

 

ジャンニ・ヴェルサーチの殺害事件後業績はかなり落ち込み、その後好転はするものの、ものすごくよかったというわけではなかったようです。ヴェルサーチ社によると2017年は黒字に回復したととのことです。2014年にプライベートエクイティ会社、ブラックストーンがヴェルサーチの株を20%購入し、株式上場も検討していたようですが、結局、上場はしませんでした。

 

今回の買収でブラックストーンは20%の株を手放しますが、ヴェルサーチ家は新しい会社でもそのまま株主となり、ジョナサン・エイクロイドもCEOを続けていくとのことです。(New York Times)

 

また、マイケル・コース・ホールディングスのCEO、ジョン・アイドル氏は、「ドナテッラ・ヴェルサーチの象徴的なスタイルはヴェルサーチのデザイン美学の真髄なので、ドナテッラが今まで通り、ヴェルサーチの独創的なヴィジョンを率いていきます。」と話しました。(Business Wire)

 

ファンの反応は?

この知らせを知ったヴェルサーチファンは早速SNSをとおして抗議のコメントをしています。確かに、マイケル・コースはデザイナーブランドといっても、アメリカではディスカウントストアやアウトレットにて$100以下のバッグが買える、誰でもがもっているという大衆的なイメージが強すぎて、ヴェルサーチの文字通り桁違いのバッグや靴を買う人達から見たら、がっかりなのでしょう。

 

一方、マイケル・コース・ホールディングスの投資家も今回の買収に疑問があるのか株価が月曜日には約8%下がったそうです。(New York Times)

 

ちょっと意外な買収に驚く方も多いと思います。イメージを守るか、ビジネスを優先するか、ヴェルサーチも思い切った決断の時ですね。

 

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