更年期障害は放っておくと危険!症状や対策をチェック!

この記事は6分で読めます

『更年期障害』。

自分には関係ない…と思いつつも漠然と不安を抱いてはいませんか?

 

実は更年期障害は誰にでも起こり得る、今や非常に身近なものなのです。
目をそらす事なく、しっかりとメカニズムや対処方法を把握し、
そしてひとつのステージとして付き合い、乗り越えていってほしい。

そんな想いで今回は症状や対策について書いてみたいと思います。

 

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女性の更年期障害

一般的に更年期障害は、閉経にともない卵巣の働きが衰え、
女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が急激に減少することで起こります。

 

エストロゲンの分泌量が減少すると、今までそれよって調節されていた、からだのいろいろな機能がうまく働かなくなります。

 

また一方で、エストロゲンの低下により脳が卵巣に対して、
もっと女性ホルモンを出すようにシグナルを送ります。

 

しかしその際、シグナルが周囲の脳に不要な興奮を起こしてしまうことで、自律神経の調節がうまくいかなくなるのです。

 

このように女性ホルモンの急激な減少にからだがついていけず、神経の調節不良や心身の不調が起こりやすくなる状態となり、日常生活にまで影響を及ぼす場合を更年期障害と呼び治療が必要とされています。

 

エストロゲンの不調

エストロゲンの分泌をコントロールするのは脳の視床下部にある「下垂体」と呼ばれる部分ですが、45歳を過ぎるころから、いくら下垂体が「分泌」の指令を出しても、卵巣機能の衰えによってエストロゲンは出にくくなります。

 

これを受けて、下垂体はさらに「分泌」を指令しますが、やはり分泌はされにくいまま。。。そのために脳に混乱をきたす事となります。

 

視床下部は、からだの様々な機能を調整する自律神経もコントロールしているため、この混乱が自律神経にも伝わり、のぼせや冷えなど様々な不調が起きてしまうのです。

 

若年性更年期

更年期障害は閉経前だけではありません。
まだ30代なのに「これって更年期障害?もう始まったの?」と心配していませんか。

 

最近30代から40代半ばの女性でも、生理不順になったり、月経が無くなって、女性ホルモンの分泌が乱れている人が急増しています。

 

これはストレスや無理なダイエット、食生活を含めた不規則な生活などにより、
早いうちから徐々に卵巣機能が低下
してしまったことが原因と考えられています。

 

このような状態になると、ほてりや手足の冷え、めまい、落ち込みなど更年期障害に似た症状が見られるようになります。このプレ更年期に起こる様々な不調が「若年性更年期障害」と呼ばれているものです。

 

プレ更年期の不調に悩まされた人は、引き続き更年期を迎えた時の症状もひどく現れることもあります。

 

だからこそ日々のストレス解消や規則正しい生活を心がけ、プレ更年期からしっかりと対策を取ることが大切です。

 

男性の更年期障害

実は更年期障害は女性だけのものではありません。「男性ホルモン=テストステロンの減少」によってもやはり生理的なバランスが崩れ、さまざまな症状を引き起こします。

 

男性更年期障害(LOH症候群)を放置しておくと、うつ病や睡眠障害を悪化させる可能性があります。

 

精神的な充足感との関係

1つの重要な症状は、うつ状態です。
どん底の気分で、何もやる気が起きず、人間関係も煩わしく、新聞を読んだりテレビを見るのも面倒くさい。

 

それはテストステロンが低下したために生じている症状なのですが、もともと40~50歳代の男性にはうつ病やうつ状態が発生しやすいと言われています。

 

40代は若さが失われて老いに向かうことを意識し始める年代です。それまでの生き方を振り返り、心の中に迷いが生じる事もあるでしょう。経済的な不況でリストラの危機にさらされて、将来への不安を抱えることもあるかもしれません。

 

テストステロンの減少によりEDとなると自信喪失につながりがちです。
自殺者が多いのもこの年代の男性です。

 

もともと悩みの多い年代に、
更年期のテストステロンの減少が拍車をかけてしまうのです。

 

めまい・動悸・全身倦怠感・頭痛・頭重感・多汗・のぼせ・
下痢・呼吸困難など、自律神経症状も多岐にわたり発生します。
抑うつ状態や不安・緊張といった不安定な精神状態を誘発してしまう症状です。

 

男性更年期障害を悪化させる不眠

男性更年期障害によく併発するのが不眠症です。
不眠症の種類には、寝つきの悪い「入眠障害」、睡眠中にすぐ目覚めてしまう「中途覚醒」、まだ眠いのに朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」などがあります。

 

十分な睡眠がとれないと疲労が蓄積し、気分が落ち込んで免疫機能が減少が血圧の上昇に繋がったり、記憶や学習、意欲自体にも悪影響が出たりします。

 
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テストステロンは睡眠中に生産されるので、健常な睡眠がとれない状態ではますます減少し、男性更年期障害はさらに悪化してしまいます。

 

このように、テストステロンの減少した男性更年期障害の状態を放置しておくと、さまざまな病気が合併して重症化する危険性が高まります。

 

更年期症状をチェックしてみよう!

更年期の症状
【体の症状】
•だるい
•たちくらみ
•疲れやすい
•耳鳴り
•のぼせ
•動悸
•ほてり
•手足のしびれ
•多汗
•関節の痛み
•手足の冷え
•からだのかゆみ
•腰痛
•肌や目、口の乾燥
•肩こり
•頭痛
•尿トラブル
•めまい

 

【心の症状】
•イライラ
•不眠
•不安感

 

症状が多い人は要注意です。

更年期障害は治療できる!有効な3つの方法

不安が募る更年期障害ですが、ご安心ください!
現在は大きく分けても3つの治療法が考案されています。
この3つは一部の漢方を除き、健康保険が適用されるのもさらに安心ですね。

 

1. ホルモン補充療法「HRT」

 

ホルモン補充療法(HRT)は減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充する療法です。
また、子宮を有する場合には、黄体ホルモン(プロゲステロン)を一緒に投与します。

 

保険適用で、自己負担も少なく、更年期障害の根本的な治療法としてもっとも期待されてます。

 

〈 HRTが効く症状 〉
● ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)、発汗などの血管運動系の症状の改善
● 動悸や知覚異常など自律神経系の不調の改善
● 閉経後骨粗しょう症の予防と改善
● 泌尿器生殖器の粘膜が萎縮や乾燥して起こる萎縮性膣炎や性交痛などの改善

そのほかに以下のような効果も期待されます。
● 悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やし脂質異常を改善
● 不眠症状の改善
● コラーゲンを増やし肌のハリや潤いの改善

 

なお、HRTは更年期障害の根本治療を目的とした薬ですが、更年期障害のほかの症状の緩和のために、漢方薬や抗うつ・抗不安薬を一緒に使うこともあります。

 

更年期障害を治療する目的は、ご本人のつらい症状をなくすことです。お医者さまに症状をきちんと伝え、上手に薬を組み合わせることで、快適な暮らしを取り戻すことができます。

 

◆気になる副作用

効果的なホルモン補充療法(HRT)ですが、使用する薬剤によりリスクは異なるものの副作用が出る事も認められています。
ただこの副作用はからだが治療に慣れてくる1~2ヶ月後までに治まるものがほとんどです。

 

おもな副作用
●不正出血
●乳房のハリや痛み
●おりもの
●下腹部のハリ
●吐き気 など
これらは薬の頻度や量を調節して改善できます。

 

また月経のような出血が見られることもありますが、
それを避けたい場合は薬の加減で出血させない方法もあります。お医者さまに相談しましょう。

 

◆HRTと乳がんについて
過去に、海外の研究結果から乳がんの危険性が高いなどと一部のメディアで取りあげられ、行き過ぎた解釈が生まれました。

 

しかし、国際閉経学会などの専門機関が再解析したところ、
HRTにおけるリスクは見直され、更年期の女性にとって、よりメリットの多い治療として再評価されはじめたのです

 

米国の研究では、乳がんになりやすい要因として、HRTよりも、
・乳腺の病気にかかったことがある
・乳がんになった家族がいる
・最初の出産が35歳以上
・出産経験がない
といったことのほうが、乳がん発症の危険性が高いこともわかってきました。

 

むしろHRT経験者は、未経験者に比べて乳がんになる危険性は半分以下であったというデータもあります。

 

HRTのリスクやデメリットについては、現在も世界と日本で再解析が行われています。気になることがあればどんな事でもお医者さまに相談しましょう。

 

2. 漢方薬による治療

東洋医学から生まれた漢方は、症状の改善に良い効果があるといわれています。
HRTが使用できない場合や、
多彩な更年期障害の訴えを持つ場合
に試みられる方法です。

3. 抗うつ薬・抗不安薬などによる治療

うつや不安などの精神神経症状が主たる症状の場合や、
HRTが無効な場合
には、抗うつ薬や抗不安薬が使用されます。

その他にも周囲の人や、専門のカウンセラーによる
『カウンセリング』も効果的と言われています。

治療を進めながら、話をしっかり聞いてもらうことで、
からだと心のストレスを取り除いてあげましょう。

 

更年期を上手に過ごすために

更年期障害は「ホルモンの減少」という体の変化によって引き起こされますが、それ以外にも症状を重くさせる原因として考えられているのが「その人を取り巻く環境」です。

 

ストレスを感じやすい環境にいると、心身が不安定になり、症状も悪化しがちです。

 

更年期は「子供の独立」や「親の介護」、「職場での立場や人間関係の変化」など、生活が変わる時期と重なります。
そのため、いかに上手くストレと付き合うかがとても大切なのです。

 

更年期の時期はちょうど人生の折り返し地点です。
「更年期だから」と必要以上に恐れたり、不安になるのではなく、
家族や友人に話すことで理解を得たり
積極的に趣味やスポーツに取り組むことで悩みやストレスを解消し、
上手に乗り越えていきましょう。

 

ただ自分自身で更年期かどうかわからない場合や、
日常生活が続けられないほどつらい症状が続く場合は、
すぐに医療機関を受診しましょう。更年期と思っていても、背後に他の病気が隠れている場合もあります。

また、薬局や薬店で売られている医薬品で症状を緩和するのも、
更年期を上手に乗り越えるためのひとつの選択肢です。

男女・年齢問わず起こり得る更年期障害。
そして忘れてほしくないのが「いずれ必ず完治する」という事です。

臆する事なく、周りの人と一緒にゆっくりと向き合っていきましょう。

誰にとっても決して他人事ではないのですから。

 

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出典:男性更年期NAVI
出典:命の母
出典:エンジョイエイジング
出典:ウィキペディア

 

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