摂食障害治療の第一歩は意識の変革から!

この記事は3分で読めます

拒食症過食症という病気を知っていますか。読んで字のごとく、拒食症は食物を食べられない症状で過食症は反対に食べ過ぎてしまう症状が現れますが、どんなときに発症するのか、どんな治療をすればよいのかということはあまり知られていません。

 

<スポンサードリンク>

 

摂食障害とはどんな病気?


拒食症と過食症はどちらも食べることに関わる病であることから、両者を合わせて摂食障害と呼びます。
拒食症になると食べることができなくなり、極度の体重減少や栄養失調になってしまいます。

 

過食症の場合は食べていないとストレスが増幅するため、とにかく食べ続ける症状が見られますが、内心では太ることへの不安があるため、食後にわざと嘔吐する患者がほとんどです。

 

日本で摂食障害の患者が急増し始めたのは高度経済成長を続けていた1970年代頃です。日本が食糧難であった戦中や戦後には患者は存在しませんでしたし、現代でも飢えに苦しんでいる国や地域には患者がほとんど存在しないことから、先進国特有の現代病と言えるでしょう。

 

摂食障害はどんなとき発症する?


摂食障害が発症する原因の多くは、自分はスタイルが悪いのではないか、もっと痩せなければカッコ悪い、太っているとだらしないと思われるのでは、などの思い込みに発するとされています。

 

患者数が急増した1970年代はミニスカートやビキニの水着など、身体の露出が多いファッションが欧米から流入した時代とほぼ重なります。そうしたファッションを着こなすためにはスレンダーなスタイルでなければならない、という意識が日本人に芽生え始めたのは確かでしょう。

 

当時欧米で人気を博したスターたちもスレンダーでしたし、この時期日本でのファッションショーやテレビコマーシャルでもスリムなモデルや芸能人が多用され始めた影響も多分にあると考えられます。

 

70年代に生まれた、スリムがカッコいい、痩せていることが美しいという考え方はいまだに続いています。テレビやインターネットでは痩せるためのサプリメントやスポーツジムの広告が大量に流されており嫌でも目に入ってくる状況です。

 

短期間で痩せた芸能人が誇らしげに笑顔を振りまいているシーンなどを見てしまうと、思わず自分のたるんだ身体がみじめに思えてくるなんてことは誰にでもあることでしょう。

 

<スポンサードリンク>

 

太りすぎが体に良くないことは誰もが知っています。しかし、痩せることのリスクは広告などでは触れていないため、太っていることイコール悪、痩せていることイコール善、という構図が出来上がってしまっているのです。

 

主に女性は自分の体型に敏感で、こうしたイメージに操作されやすいと言えるでしょう。その結果、周囲から見ればたいして太っていないにも関わらず、極端なダイエットに走り拒食症に陥ってしまうのです。

 

拒食症は身体に飢餓状態を作り上げてしまうため、反動で過食症を招きます。過食症は大量の食事を食べずにいられなくなるのですが、太ってはいけない、という気持ちがあるため、食べた後すぐに嘔吐するという症状が出始めます。症状が進むと下剤や利尿剤を使用して食べたものを排出しようと試みる人まで出てきます。

 

摂食障害の治療法は?


摂食障害の治療は、薬物療法行動療法で進めていきます。
薬物療法では、食行動に対する不安感を取り除くために、うつ病などでも処方されるSSRIが使用されるケースが多いようです。

 

行動療法では対人関係療法による治療が行われます。対人関係療法とは、対人関係の満足度を患者に感じさせるとともに自分への信頼感を取り戻させるカウンセリング方法です。

 

摂食障害は他人から太って見られるのがつらい、という状況で発症するケースが多いので、他人は決して自分に対して悪い印象は持っていないことを認識させる、そして自分の体型に自身を持たせることで食行動を正常な方向に導いていくのが対人関係療法の治療法なのです。

 

最後に

摂食障害はとてもつらい病気です。拒食症でも過食症でも恥ずかしくてなかなか人には相談できませんし、症状が悪化すれば外食などは全くできなくなってしまいます。

 

しかし、最も多い原因のひとつが、自分は太っている、スタイルが悪いとの思い込みなので、自分に自信を持ち意識を改革することで克服することは十分可能です。

 

他人は自分が思っているほど人のことなど気にしていないのも事実です。自分のスタイルを貫いて生きる、そんなスタンスが摂食障害を予防し克服する秘訣なのかもしれません。

 

<スポンサードリンク>

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

サイト運営者より

 

ご訪問いただきありがとうございます。当サイト管理人のふじぽんと申します。

 

読者さんのライフスタイルに彩りを添えられるような楽しい記事、役立つ記事、その他さまざまな記事を複数のライターさんたちと共につくりあげています。

 

1つでもあなたのお役に立てる記事があれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

アーカイブ